弊社は西陣の織屋さん(企画・立案ですね)

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弊社は西陣の織屋さん(企画・立案ですね)

みなさま、こんにちは。
帯屋の娘です。(写真はイメージです。)

うちって何してるの?続き

さて、前回、「うちって何してるの?」ということについて話したと思います。
はっきり言って、わかりませんでした。笑
そこで、実家の母親に単刀直入に聞いてみました。

帯屋さん
、、、

いやいや、その細かい内容プリーズ!!

、、、

いやいや、専門用語!!


ということで、霜降り明星みたいになってしまったので、細かく説明してもらいました。

ただこれもたぶんすごくアバウトだとは思います。笑

織屋の仕事の流れ

  • まずうちの父親が「こんな帯作りたいなー。こんな帯いいんじゃない?」みたいなことを考えるそう。
    かっこいい言葉でいうと企画・立案ですね。
    娘としてはそんなことしてるんだ!と初めて知りました。笑

  • その企画を形にしてもらうのが「図案屋さん」。図案屋さんでデザイン(図案)を起こしてもらうんですね。
    図案をおこしてもらい、フロッピーに図案のデータ入れてもらいます。

今時フロッピー!?!?!?またこれも追々話しましょう。

  • 上がってきた図案に父親がこの色がいいかな?この糸がいいかな?と配分?していきます。
    俗に言う「配色」です。
    これは子ども時代によく聞いた言葉です。笑

  • で、「織物工場」に発注。機械で織り上げて帯の形にしてもらいます。

  • 織りあがった商品を検品、シミ落としなどを施した後で、仕立屋さんへ。
  • ここで母親の登場ですね。織り上がってきたものを成分表示などをうちで貼り付けます。
    ようやくうちの中では完成!

↓(ここからはうちから手が離れた帯の流れです。)

  • 西陣問屋さんに卸す

  • 室町問屋に卸す

  • 全国の小売屋さんや、デパート、さらにはレンタル着物屋さんへ

ここでようやくお客様の目に触れることになるそうです。
以上がおおまかな流れです。

ご覧の通り、西陣織の帯を作るのにはうちだけでは何もできないんですね。

西陣業界は完全な「分業」だそうです。

ちょっとうちのことがわかった!

直販サイトはここだけですー。(宣伝)

さて、ここで皆様に朗報です。笑
本来ならいくつかの問屋さんや商店さんを通っていくわけです。
通るたびに帯の金額は上がっていくわけです。

しかし、このサイトでは問屋さんを通しません!

(帯の流通のためには、とても必要な機能なのですけれども、このサイトでは、一般の方にも西陣の工房から直接お届けしたい、そんなふうに考えております。)

なのでほぼ元値に近い金額で帯が購入できます


いやー、すごい!いいなー。


私の服とかもそんなサイトが欲しいなー。

みなさま、少しはおわかりいただけたでしょうか?これはお得じゃん!!と思った方は是非販売ページへ!!

「帯の販売ページはこちら」

「小物の販売ページはこちら」